まだ押したことがないのに、選ぶことになります

ベビーカーは、たぶん人生ではじめて「使う前に決めなければいけない乗り物」です。 車なら試乗できます。靴なら履いて歩けます。ベビーカーは、お子さんを乗せた状態で 家の前の坂を上がってみることが、買う前にはできません。

店頭で押してみるのは、正しいやり方です。やめる必要はありません。 ただ、売り場の床は平らでツルツルです。そこで分かるのは 「ハンドルの高さが自分に合うか」「畳んで持ち上げられるか」「対面に切り替えやすいか」 といったことで、段差を越えられるかどうかは分かりません。 店頭で「軽くて動かしやすい」と思った一台が、 最初の1週間で玄関前の一段に引っかかることがあります。

だから、決め手になるのはカタログの数字ではなく、 これから毎日どの道を通るかのほうです。 駅までの歩道に縁石はありますか。マンションの入口に段差はありますか。 里帰り先の道は、舗装されていますか。

そこさえ決まれば、選ぶ範囲はかなり狭まります。 下の3つから、いちばん近いものを選んでみてください。

このサイトで分かること

  • 段差や砂利道で止まりにくいか
  • お店の中や改札で回しやすいか
  • 畳んだときの大きさ・重さ
  • タイヤの種類・車輪の大きさ・サスペンションの有無

お店で見てきてほしいこと

  • ハンドルの高さが、押す人の背に合うか(ご夫婦で身長差があるときは両方で)
  • 片手で畳めるか、畳んだものを持ち上げられるか
  • シートの向きを変える操作が、自分にとって面倒でないか
  • 荷物かごに、いつも持ち歩くものが入るか

ここで候補を2〜3台に絞ってから、お店へ行ってください。 売り場には何十台も並んでいます。見るものを決めずに行くと、 その日いちばん近くにあった一台を選ぶことになります。

赤ちゃんとは、どんな道を歩きそうですか

いちばん近いものを選んでください。その場面で効く条件だけで絞り込みます。 あとから自由に変えられます。

なぜ「場面」からおたずねするのか

ベビーカーは、すべてに強い一台がありません。 砂利道で止まらない機種は車輪が大きくて重くなり、階段で抱えるのがつらくなります。 逆に軽い機種は、玄関前の一段で前輪が引っかかります。 どれを取ってどれを捨てるかは、通る道が決めます。 だから、良し悪しではなく場面からお聞きしています。

選んだあと、何をどう絞り込んだかは必ずその場でお伝えします。 黙って条件を変えることはしません。

はじめに読んでください

このサイト独自評価は、当サイトの目安です。 各メーカーが公表している数値(輪の数・タイヤの種類・サスペンションの有無・重さ・大きさ)から 決まった計算で出しています。実際に押して試した結果ではありません。 メーカーがつけた評価でもありません。

使える月齢や体重は、各メーカーの書き方をそのままお伝えしています。 かぎ括弧「 」で囲んだところがそれです。お子さんの安全に関わることなので、 買う前にかならずメーカーの公式ページやお店でご確認ください。

見ているのは押したときの走りに関することだけです。 安全性や作りの良さまでは見ていません。

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選ぶ前に、知っておいていただきたいこと

  • よく進むベビーカーは重く、軽いベビーカーは段差で止まりがちです。 たいてい逆になります。どちらが良い・悪いではありません。 「軽い」は正解ではなく、ひとつの選び方です。 抱えて階段を上がる日が多いなら軽さが効きますし、 押して外を歩く時間が長いなら、少し重くても進む一台のほうが楽です。 お住まいの場所と、いちばん使う場面で決まります。
  • 「シートの向き」は、対面にできるかどうかです。 対面は、赤ちゃんと向かい合って押せる向きのこと。 顔色や息づかいが見えるので、まだ首がすわらないうちは対面で使う方が多くいます。 大きくなって景色を見たがるようになったら背面へ。 両対面はその両方に切り替えられる機種です。 これは走りとは別の話なので、サイト独自評価の計算には入れていません。
  • 「公表なし」を「背面のみ」に混ぜていません。 B形だから背面のはず、といった当て推量で埋めると、 調べた結果と見分けがつかなくなるためです。 公表なしの19機種は、対面にできない機種という意味ではありません。 その場合はメーカーの公式ページでご確認ください。
  • 「座面の高さ」は、地面から座るところまでの高さです。 赤ちゃんは大人よりずっと地面に近いところにいます。 夏の照り返しや、路面のほこり、車の排気は、低いほど受けやすくなります。 座面が高いと、抱き上げるときに腰をかがめる角度も浅くなります。 ただ、高いほど良いというわけでもありません。 高くなるほど重心が上がり、荷物をかけたときに倒れやすくなるためです。 「何cm以上をハイシートと呼ぶか」という決まりもありません。 だからこちらで線を引かず、cmで絞れるようにしています。 これも走りとは別の話なので、サイト独自評価の計算には入れていません。
  • 車輪の大きさは、公表しているメーカーとしていないメーカーがあります。 緑の「公式の仕様表」は仕様表に数値があったもの、黄色の「商品説明のみ」は 説明の文章にだけ数値があったものです。何も出ていない機種は、公式に見つかりませんでした。
  • 車輪の大きさは、サイト独自評価の計算に入れていません。 半分ちかくの機種で公表されていないため、入れると見比べられなくなるからです。
  • 公表されていないことは、足しも引きもしません。 そのため情報を出していないメーカーの機種は、点が真ん中に寄ります。 「ふつうの機種」という意味ではありません。
  • 売り終わった機種も残しています。 ベビーカーは、上のお子さんのおさがりや、ご親戚から譲り受けることも多いものです。 「いま家にあるのはどれなのか」を確かめたい方のために残しています。 ふだんは隠していますが、上の「売り終わったものも含める」で出せます。 売り終わった機種にはかならず印が付きます。
  • 「生産終了が決まりました(まだ販売中)」は、メーカーが終了を発表したけれど、まだ買える状態です。
  • サイト独自評価にカーソルを合わせると、その評価になった理由が出ます。
  • 機種名がリンクになっているものは、リンク先が出どころです。

このサイトで決めていること

  • 「安全です」という言い方はしていません。 使える月齢や体重は、メーカーが出している数字をそのまま載せています。 こちらの判断は足していません。
  • 「いちばん良い一台」は決めていません。毎日通る道が人によって違うので、 1位を決めても、かえって選びにくくなるからです。 代わりに「どこを見ればいいか」の軸だけ、はっきり出しています。
  • 値段は載せていません。同じ機種でもお店によって大きく違いますし、 すぐに古くなってしまうからです。
  • 確かめられたことだけ書きます。 どこで確かめたかを、機種ごとに添えています。 確かめきれていないものには「未確認」と付けています。
  • 分からないことは「公表なし」と書きます。 メーカーが出していない数値を、それらしく埋めることはしません。 埋めてしまうと、調べた数値と見分けがつかなくなるからです。
  • お買い物のリンクには広告が含まれます。 リンクから購入があると、紹介料をいただくことがあります。 紹介料が入るかどうかで、評価も並び順も変わりません。 評価はすべて公表されている数値からの計算なので、 手心を加えられない作りになっています。
  • 弱いところも、そのまま書いています。 段差に弱いこと、重いこと、数値が公表されていないこと、 まもなく買えなくなることも、そのままです。 良いところだけが並んでいても、選ぶときに困ってしまいますよね。
  • 間違いが分かったら直します。 こっそり消さずに直します。